ニューノーマル時代の柔軟なオフィス運営戦略、フレックス
今日の急速に変化する企業環境では、職場で遅れずについていくことが今まで以上に重要になっています。それではフレックスがどのように役立つかを見てみましょう。
グローバルな動きに伴い、企業価値の変化や行動の変化により、「ニューノーマル」に合ったオフィスや職場環境を検討している企業もありますが、ほとんどの企業は、適切に構造化されたオフィススペースがビジネス、チーム、そして将来につながると再認識しています。現在、コスト削減とリソースの賢明な最大化こそ、企業がフォーカスしている戦略なのです。ダウンサイジングや労働力の分散が必ずしも収益性の問題とならないように、オフィス仕様の多様化もデメリットではないのです。
以下のシナリオで「ニューノーマル」のオフィス運営戦略に対するエグゼクティブセンターの見解をご確認ください。
シナリオ1
200名のチームに対応するために4フロアを借りているある企業は、コアワーカーのレベルを2レベルに縮小し、これを柔軟なワークスペースで補完することを検討しています。このようなコア/フレックスの組み合わせは典型的なものであり、従業員に選択、柔軟性、自律性を提供し、自らどの働き方が最適であるかを決定する事ができます。
シナリオ2
複数の市場で活動している多国籍企業は、職種と人数によってポートフォリオを再構成する場合があります。例えば、多くのテクノロジー企業は、中核となるCBDで柔軟なリースを選択して、バックエンドをより中心的ではない地域に再配置しながら、小規模な顧客対応チームに効率的に対応できます。分散化および分散化されたポートフォリオは、企業の資産になります。リスク軽減と危機管理のメリットに加えて、幅広いオプションが執行可能になり、ニーズに対してスペースを効率よく活用する事ができます。
シナリオ3
フィールドエージェントとコンサルタント、事業開発、外部監査などの頻繁に出張を行う企業の従業員は、柔軟なワークスペースが提供する俊敏性を活用する事ができます。複数地点からの サービスオフィス と コワーキング のメリットを組み合わせたスポークハブモデルは、移動時間を短縮するだけでなく、企業の設備投資コストも削減します。
シナリオ4
市場の変動性はチャンスをもたらす可能性もありますが、コストを最小限に抑えるためのサバイバルツールを必要とする予期しない状況である事は間違いありません。従来スペースでのダウンサイジングは、不可能ではないにしても高価です。しかし、柔軟なスペースでダウンサイジングを行う場合であれば投資を失うリスクがなくなり、移動間のダウンタイムが減少します。
シナリオ5
事業が急速に拡大している場合、固定リースで契約しているということは、成長機会をサポートするために必要な人員を追加する事が困難であることを意味します。柔軟なリースであれば、プロバイダーネットワーク全体で単一のセンターまたは複数のセンターでより多くのスペースを取得する事ができ、効率的にスケールアップできます。
シナリオ6
従来スペースの不動産ポートフォリオに関連するリスク軽減手法は限定的です。柔軟なオプションにより、企業は小さなプライベートサテライトオフィスからコワーキングや バーチャルオフィス プランまで、製品をいつでも正確なニーズに合わせて解決する方法で組み合わせることができます。
ビジネスニーズに合わせてフレキシブルソリューションを調整する方法については、communications@executivecentre.comまでお問い合わせください。
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